2012年4月17日火曜日

熊本 産婦人科 福田病院(熊本県熊本市)地域周産期母子医療センター


妊娠中のビタミンAの摂取
Q:
妊娠二ヶ月になりますが、サプリメントを服用しています。一応、妊婦又は授乳期用とされていたので安心していたのですが、内容を見てみるとビタミンA5000IUとなっていました。妊娠中はビタミンAの過剰摂取は良くないと聞いたことがあるのですが、一日にビタミンA5000IUは過剰摂取の危険はあるのでしょうか?また、過剰摂取とはどれくらいの程度摂取することを言うのでしょうか?教えて下さい。
A:
ビタミンAに関して、妊娠初期の大量摂取で先天異常の発症報告がありますので、厚生省より現在は、ビタミンAの大量摂取は、お勧めしていません。許容上限摂取量は、1日あたり5000IUとなっています。偏食がない場合は、サプリメントを飲む必要は無いと考えております。

妊娠時の性生活
Q:
妊娠第4週と言われました。性生活はやはり当分の間やめておいた方がいいのですか? また、いつ頃になったら今までどうりにしてもいいのでしょうか?
A:
妊娠初期でも基本的には夫婦生活は、可能ですが、12週前ですと、不安定な時期で流産などが起こりやすいので控えめの方がよろしいと思います。妊娠12週を過ぎて症状(出血やお腹の痛みなど)がなければ、激しい夫婦生活でなければ大丈夫です。

妊娠中の予防接種
Q:
生理が予定日より一週間ほど遅れているので市販の検査薬で調べたところ陽性と出ました。先週の金曜日に、インフルエンザの予防接種を受けたばかりなので、おなかの子に影響がないか心配です。よろしくお願いします。
A:
インフルエンザの予防接種は、妊娠中でも問題ありません。妊娠中に接種される方もおられます。

お母さんが成人T細胞白血病ウイルスが陽性であったときは?
Q:
友人が先日、男の子を出産しましたが、母体の血液中にウィルスが存在しているため、九州地方に患者さんが多いといわれていて、遺伝性のものだと聞きました。母乳にも含まれてしまう為、母乳があげられないということを聞きました。ウィルスの保菌者になったとしても発症率は極めて低いらしいのですがいまは治療法がないそうなので、母乳をあげることを断念せざるおえないと友人はとても落ち込んでいました。ほんとにあげられないものなのか、1つの病院で決めてしまうのはどうかと思い、ご相談をと思いました。友人自身も保菌者で現在健康にすごせているのでなんとかなるんじゃないかと少しの希望でも思っています。最先端の情報があるものならば教えて頂きたいと思っております。
A:
まず、お話のウイルスは、たぶん成人T細胞白血病ウイルス(ATLA,HTLV-1)のことだと判断しましたので、当院で成人T細胞白血病ウイルスが陽性の妊婦さんにお渡ししています文章内容を長文ですが下記に示します。 成人T細胞白血病ウイルス(ATLA,HTLV-1)について
1. このウイルスは、AIDS(エイズ)ウイルスとは全く関係なく、ほとんどの場合健康には影響ありません。
2. 現在、このウイルスの感染者は九州、沖縄に多く全国でおよそ120万人です。ウイルスを持っているヒトが、この白血病を発症する頻度は、40歳以上で約 1000-2000人に一人といわれ、非常に低いのです。しかし、もし発症すれば「白血病」という血液のガンですから、怖い病気ではあります。
3. もし、あなたが血液検査を受け、ウイルスに感染していることがわかっても悲観しないでください。感染から発症までは、40-50年以上かかるといわれ、このウイルスの危険度は非常に低いものです。また、流産や早産、そして赤ちゃんに奇形を起こすという報告はありません。
4. 全国的にみても、九州、沖縄での感染が最も多いのですが、それ以外の地域での検査や対策は、一律には必要ないとさえ言われています。
5. このウイルスの感染は、輸血、夫婦間、母子間で起こります。つまり、感染の原因は、母乳、精液、血液の中に混在しているリンパ球です。これらの経路以外、たとえば唾液や汗などではうつりません。
6. 問われる母乳栄養について最近までは、ウイルスに感染している母親の母乳を赤ちゃんに飲ませると、赤ちゃんに80%以上の感染が起こると言われていました。このため、妊娠すると血液検査をして、感染していればそれを告知し、赤ちゃんへの感染を予防するために、人工栄養で育てることを勧めてきました。当院も同様に人工栄養を勧めておりました。しかし、厚生省研究班が3年間の研究をもとにまとめた報告では、当初考えられていたよりも母乳での赤ちゃんへの移行は少なく、母子感染に関しては15-20%に留まると発表されました。つまり、母乳栄養で与えられた免疫効果が赤ちゃんに存在する生後3-6ヶ月までは、母乳を与えても乳児への感染の危険は低いというものです。また、母親と赤ちゃんの関係は、非常に密接で人工栄養� �みで育てても数%に赤ちゃんへ移行していることもわかっています。以上のようなデータが報告されたということを、当院でも重視したいと考えています。しかし、母子感染が15-20%と低い値ではありますが、完全に否定できないのも事実です。一方、母子のスキンシップや母乳の免疫力などがすばらしい面を考え、母乳保育を強く希望される方もおられます。以上のことを参考にして、母乳栄養についてはどうするのか、ご主人やご家族の方とよく話し合って、お母さんに自身でお決めになって下さい。それでもわからない点や不安なことがありましたら、いつでもご相談下さい。
以上のように当院では、ご本人自身に母乳栄養については、決めて頂いております。搾乳後冷凍保存したものを温めたものを与えるという方法もあります。(冷凍によって感染したリンパ球が死滅することが多いので)感染した後発症する確率を簡単に比較する方法として交通事故がほぼ1500人に1人ですので、ほぼ同じくらいの確率ですと説明しております。現在では陽性の方でも母乳を与えている方も多いです。また、都道府県によって対応がまちまちなのも現実です。よくご本人とご家族で話し合って対応を決められることをお勧めします。

分娩予定日の計算方法
Q:
今日家の近くの産婦人科に行ってきました。妊娠はしているとのことでしたが私が生理不順のため何週目だかはっきりしないと言われました。エコーで撮った写真にも赤ちゃんが写っていなく心臓の音もまだ聞こえないとのことでした。8月13日から7日間生理がありそれが最後です。先生は2週間後にまた見てくれると言いましたが、そのとき赤ちゃんがみえなかったらどういうことなのでしょうか?とても心配です。教えてください。それと出産予定日というのはもう分かるのでしょうか?
A:
最終月経から計算すると約妊娠7-8週だと考えられます。ただし、月経からの週数は、あくまでも目安です。妊娠は、まず尿中の妊娠反応が陽性に出て(妊娠 3-5週)、次に赤ちゃんの袋(胎嚢)が見えてきます(妊娠4-6週)。次の段階として赤ちゃんの心臓が動いているのが見えます(妊娠5-8週)。赤ちゃん心臓が動いているのが見えない場合、月経から計算した週数で10週までは自然にみることもあります。ですから、2週間後に赤ちゃんの心拍が見えない場合は、その時の胎嚢が成長しているかどうかなどで判断されます。分娩予定日は、月経から計算しますが、あくまでも月経からの妊娠週数は、目安です。最終月経 8月13日から計算すると来年の5月20日が分娩予定日となります。そこで赤ちゃんの心拍見えてからある程度大きくなってから赤ちゃんの大きさから予定日をだします(妊娠10-12週程度で)。

胸部レントゲンの影響は?
Q:
最終月経が8/22〜27だったのですが、8/24に胸部レントゲン検査を受けてしまっていました。妊娠していると思われるのですが(まだ病院へは行っていませんが妊娠検査薬では陽性か出ました)胎児に影響があるのでしょうか。とても不安です。
A:
胸部レントゲン1枚程度では、妊娠には全く問題ありません。胸部レントゲンでは、何万枚とれば問題になる事もありますが、何十枚程度では、放射線量も全く問題ありません。

お腹が痛い時の胎児の状態
Q:
妊娠9週目です。先日、生理2日目にある激しい痛みがありました。出すものを出したらスッキリしたのですが、お腹が痛い時の胎児の状態がどうなのかとても不安です。その週末に検診があったので先生に伺ったところ、胎児も元気なので問題ないとの事でした。ただ、便秘による腹痛が度々あるようだったら薬が出るとの事と、あとは出血が無い限り問題はないと言われました。妊娠前からお腹を壊しやすい方で、妊娠している今もたまにくだしてしまってます。胎児まで流れてしまう事はあるのでしょうか。心配でたまりません。
A:
妊娠中は、便秘など起こしやすいです。便秘によって腹痛が起こると流産徴候でお腹が痛いのかそれとも便秘で痛いのか分からないことがあります。下痢に関しても同じです。下痢、便秘で流産することはありませんが、症状が同じで分からないことがあると言うことです。産婦人科を受診され整腸剤等の服用をお勧めします。


妊娠妊娠初期腰痛

妊娠中毒症について
Q:
妊娠中毒症について教えてください。彼女が慢性腎炎で、月1回通院しながら薬を服用しています。妊娠し、出産する場合、母胎への影響と、子供への影響(遺伝など)について知りたいのですが。
A:
妊娠中毒症は、タンパク尿、高血圧、むくみ(浮腫)の3つの症状があることを言います。これらの症状一つでもあれば妊娠中毒症です。まず、慢性腎炎が妊娠に耐えられるほどの腎機能があるのかどうかを専門の先生に診てもらってください。妊娠をしますと普通の方でも腎機能が若干低下します。腎機能が妊娠に耐えられるほどであれば妊娠可能と考えられますが、お産後母体の腎機能が悪化する可能性はあります。その場合、透析などの可能性がでてきますので、十分に専門医に診てもらう必要性があります。胎児への影響は妊娠中の中毒症症状が軽ければ問題ありませんが、症状が重度の場合、胎児が成長しにくいことがあります。中毒症自体による奇形の問題は、ありません。(他の薬剤等による奇形の可能性はあります)

卵管が片方しかない場合、排卵はどうなるの?
Q:
現在31歳です。8年前に子宮外妊娠をし、その時、お医者様から、すぐには子供はつくらない方がいいと言われました。それからは、避妊をしていたんですが、子供が欲しくて、基礎体温をつけ、排卵日だろうと思われる日に性交しています。卵管が片方しかない場合、排卵はどうなるのでしょうか?毎月、きちんとあるのでしょうか?
A:
卵巣が2個とも残っている場合アトランダムに排卵しますので、卵管が残っている方で排卵した場合妊娠の可能性が高くなります。卵管切除と排卵は全く関係ありません。一般的に子宮外妊娠や流産後、帝王切開後などは、約3ヶ月-1年間避妊をお勧めしています。その期間は、手術次第です。8年前の手術であれば妊娠はたぶん問題ないと思います。ただ、1年以上避妊なしで妊娠をしないのであれば、不妊症の可能性がありますので産婦人科を受診されることをお勧めします。

妊娠12週前の旅行
Q:
8/6に産婦人科へ行ってきました。妊娠5週目と言われましたが、4日後にドイツへ新婚旅行へ行くことになっているのです。医者にはかなり冷たくあしらわれてしまい、かなり不安です。旅行中は気をつけようと思うのですが・・・やはり辞めた方がいいのでしょうか。4日前ということで、キャンセルが出来ないため出来るなら行きたいのですが。
A:
妊娠12週前の旅行は、国内旅行であってもお勧めしません。安定期に入って且つ症状(下腹痛や性器出血)がない場合は、その時の状況によってアドバイスをしております。

アレルギーの遺伝性
Q:
私は特にアレルギーはないんですが、主人がそばアレルギーです。通っている産婦人科には何も話してないのですが、産まれてくる子供には何か影響はあるのでしょうか?また食事で気をつけることはありますか? 現在妊娠23週です。
A:
ご主人のアレルギーの遺伝性は希です。まず心配ないと思います。

レントゲンの胎児への影響
Q:
私は今妊娠7週目なのですが、妊娠5週目1日の時(月経周期が36日なので、生理開始予定日のちょうど前日ぐらいでした。)に、歯科でレントゲンを受けています。妊娠5週と言えば、流産や奇形が心配される頃ですし、この事がいつも気がかりでたまりません。どの程度胎児に影響してくるものなのか、どうぞお教えください。
A:
放射線量からしても、全く心配いりません。

妊娠中の授乳ほか
Q:
現在24歳で1歳2ヶ月の男の子がいます。私が仕事で帰りが遅いせいか、帰宅すると必ずおっぱいを欲しがるため、いまだに授乳しています。最終月経が4月23日でした。昨日(5月28日)から、生唾がでて吐き気のようなむかつきが、ひどくはないものの1日中続くので今日の夜、市販の妊娠検査薬で調べたところ、陽性反応がでました。妊娠している場合、子どもへの授乳はやめたほうがいいのでしょうか?また、出産後かなり太ったため、毎晩腹筋やスクワットなどの運動を始めたばかりです。これは問題ないでしょうか?
A:
おめでとうございます。授乳は止めてください。授乳させると子宮は収縮しますので、流産につながります。また運動も軽いものにして下さい。

妊娠中の飛行機旅行
Q:
先日、生理が来ないので病院に行ったところ、妊娠が判明しました。初期なので、また10日後に来院するよう言われ、舞い上がっていたので、確認したかった事を聞くのを忘れました。そろそろGW。飛行機に乗る予定なのですが、辞めたほうがいいでしょうか?羽田〜大分間なのですが・・・
A:
飛行機に乗ることは問題ありませんが、ゆったりゆっくりを基本にして下さい

風邪のときの性交での受精について
Q:
2人目を作ろうと思ってるのですが、二人とも風邪をひきました。私は、昨日から治ったのですが、主人がまだ風邪をひいています。今日か、明日排卵日の予定なので子作りをしようと思ってるのですが、その時に受精されたとして赤ちゃんに生まれてきたときなど影響は何かありますか?
A:
まったく影響ありません

麻酔の胎児への影響
Q:
12月に2ヶ月で流産しました。生理11日目に歯医者でレントゲン、麻酔をしました。17日目(排卵日から4日目ぐらい)に神経を抜く治療をし、夜性交してしまいました。妊娠の可能性がある旨歯科医に告げ、妊娠かはっきりするまで治療をストップすることにしました。首から上の麻酔だから大丈夫、と自分には言い聞かせていますが、妊娠していて胎児に悪影響がないか不安でたまりません。よろしくお願い致します。
A:
全く心配いりません。

風疹の影響
Q:
5週目の時に、1日38度の熱が出て、その2日後に胸から太ももにかけて湿疹がでました。その日に病院に行くと風疹の検査をした方がいいといわれ検査しました。結果は抗体価128、IGM(−)、IGGが(+)で、免疫があると言われました。念のため2週間後にもう一度検査したら、抗体価が256になっていました。(この時IGM、IGGは測っていません)この結果より先生に、風疹にかかっていたと言われました。しかし数値の上がりが少ないので、胎児に与える影響はかなり少ないといわれました。再発の場合は胎児に影響がないと書いてあるのですが、私の場合は、どうなのでしょうか?心配です。1974年生れで、予防接種はしていますが、風疹にはかかっていません。現在妊娠9週目です。
A:
まったく心配いりません

緊急避妊法
Q:
41歳の主婦です。先日、避妊に失敗してしまいました。主人のコンドームが外れていたのです。生理開始から10日目でした。子供は既に3人いますし、できれば妊娠はさけたいと悩んでいます。妊娠後の中絶は心がすごく痛みます。妊娠しないことを毎日祈っています。何とか妊娠前に妊娠を防止する方法がないか教えていただけないでしょうか。教えてください。お願いします。
A:
性交後72時間以内であれば緊急避妊法がありますが、それ以上経過すれば、今のところ方法はありません。緊急避妊法は、ピル(中用量)を2錠服用し、その後12時間で再度2錠服用する方法で、95%の成功率です。

予防接種後の妊娠
Q:
先日、風疹の抗体検査で、陰性との診断を受け、予防接種を受けました。その後、関節炎になり、発熱しました。成人して受けると、副反応として、こういう事は、あるのでしょうか。それから、二人目の妊娠は、どのくらいの期間を、あければ、安全なのでしょうか。
A:
症状として発症することはあります。妊娠までは3ヶ月開けて下さい。

出血について
Q:
現在36歳 初産で妊娠8週目です。妊娠反応がでて病院にいくと5週と診断されました。その日の夜から、まだずっと出血しています。でも心臓の動きも正常だし、安静にしていれば大丈夫と言われましたが『この出血は異常妊娠によるもので胎児の問題』と言われたのが気になっています。主人や両親は、高齢でリスクもあるし、こんなに出血が長いので今回は胎児が健全でうまれてこないかもしれないので、早い段階で中絶したほうがいい、次回に期待しようと説得されています。不安が強いので、そうしたほうが良いかとも思いますが、心臓が動いてるのを見ると、決断ができません。出血と胎児の異常は関係あるのでしょうか?
A:
流産徴候があるからといって、消失すれば、生まれてくる児には問題ありません。今の出血が持続し、流産した場合には胎児に何か異常があったと考えるべきです。 ですから、安静にて様子をみて下さい。


pregnacyの低発熱初期兆候

妊娠前の予防接種
Q:
はじめまして。12月の中頃に旦那も私も2回目のインフルエンザの予防接種をうちました。でも、最近になって、子供が欲しくなり旦那と相談中なんですが、今もし、妊娠しても大丈夫なんですか?もし生まれてくる子に悪いのでやめた方がいいと言うのであれば、いつ頃からだったら安全ですか?教えて下さい、よろしくお願いします。ちなみに、2人目です。
A:
問題は何もありません。

肝炎や破傷風の予防接種
Q:
妊娠Q&Aコーナーに妊娠中の予防接種についてインフルエンザが掲載されていましたが、A,B型肝炎や破傷風などについてはどうでしょうか?東南アジアに在住のためこれらの予防接種を勧められています。
A:
原則として生ワクチンは禁忌です。これには、麻疹、風疹、ポリオ、おたふくかぜ、水痘、黄熱、BCGがあります。ただBCGは菌血症は起こさないので、心配ないとは思います。また、不活性化ワクチントキソノイドは、利点があれば接種可能です。これには、ジフテリア、百日咳、破傷風、日本脳炎、インフルエンザ、ワイル病、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病があります。コレラもこの中に入りますが、副反応が強いので勧めません。

妊娠中の衝突事故
Q:
只今妊娠24週目です。2日前に、車同士の衝突事故に遭ってしまいました。運転者は、自分です。シートベルトを着用していたので、おなかを圧迫されたような気がしましたが、事故直後の腹痛はありませんでした。救急車で、かかりつけの産婦人科で診てもらった結果、破水のなく赤ちゃんの心音も確認され、大丈夫とのことでした。私自身のからだは、打撲程度で今は普通に生活してます。赤ちゃんに、後遺症が残るのではと、心配です。頭を打ってることなど考えられるんでしょうか?
A:
頭を打つことはなく、まず心配いりません。しかし、1週間以内にもう一度赤ちゃんが元気かどうか受診して下さい。

便秘薬の影響
Q:
はじめまして。妊娠時の便秘薬の影響を教えて下さい。私はひどい便秘でダメだとわかりつつ規定量をはるかに超えた量を飲んでいました。最近生理が遅れ、昨日市販の妊娠検査薬を試して見たところ陽性反応が出ました。計算すると5週目位のようです。胎児への影響はどうでしょうか。よろしくお願い致します。
A:
まず、心配ないと思います。当院では、妊婦さん用に何種類か便通のお薬は用意しています。

妊娠中の旅行(12週頃)
Q:
現在、妊娠8週目に入った妊婦です。今度のお正月に海外旅行を計画していたのですが、飛行機に乗ったりする海外旅行は控えたほうがよろしいのでしょうか?現在、通院している産婦人科の先生にちょっと尋ねたところ、積極的には薦めないが・・・・と言われ、何せ楽しみにしていた旅行であり、しかし、赤ちゃんも楽しみにしており、ご相談致しました。つわりも軽く、順調に育っているようです。旅行の予定時期は、妊娠12週頃です。ご回答の程、よろしくお願い致します。
A:
心配いりません。ゆっくりゆったりとした計画で楽しんで下さい。

妊娠時の風疹感染
Q:
以前、不妊治療を受けており その時7月25日に風疹の抗体検査を行ったところ、128倍であり抗体があるとのことでした。しかし、妊娠をしてからいろんな妊娠・出産の本を読む機会があり、その中で妊娠抗体が128倍以上だと最近感染したか、または感染して抗体が上昇しているか というような内容で書いてある本もあり、とても心配しています。もしこのときに感染していたら、今のこの妊娠は大丈夫でしょうか?良き相談の方よろしくお願いいたします。今、妊娠3ヶ月で来週から4ヶ月に入ります。最終月経は9月19日です。
A:
128倍であれば、最近の感染ではないと思います。心配ならば2週間後に再検するか、IgMを測定してもらって下さい。

出血と下腹部痛
Q:
昨日、仕事から帰宅後出血していたことに気づき腹痛もあったものですから、夜、病院に事情を話し診察に行きました。診察を受け、出血は止まっていて赤ちゃんも無事でした。その時にいただいたお薬(ニコルダカプセル、リメトラーク錠)ですが、副作用が強く一日中吐き気と頭痛がしていました。下腹部痛はまだ多少ありますが(特に右下側)、やっぱりお薬は続けて服用した方がいいでしょうか?
A:
とにかく安静です。薬はやめて良いですから、ゆっくりしていて下さい。

妊娠中の授乳について
Q:
今、1歳になったばかりの男の子がいますが、ただ今妊娠2ヶ月です。まだ、母乳をあたえています。聞くところによると、妊娠中の母乳は、早産を招くとか、障害児が産まれる等話を聞きますが、どうなのでしょうか?もしだめだとしたら、今すぐ中止すべきでしょうか?上の子がまだ母乳を離しません。ちなみに、今は夜眠る前だけに与えています。どうぞ、いいアドバイスをお願いします。
A:
授乳をすると、子宮が収縮する為、流産が起き易いと言われています。やはり、やめた方が良いでしょう。

ルテイン嚢胞について
Q:
現在妊娠8週目です。初診のときに卵巣が腫れていると言われました。そのせいか、二週間位下腹部の痛みが続いています。立っていられないとか、我慢できないという程ではありませんが、この痛みはまだ続くのでしょうか?胎児への影響はないでしょうか?ちなみに出血はまったくありません。
A:
おそらく、ルテイン嚢胞だと思います。妊娠初期によく見られるもので、12週頃までにはほとんど消失してしまいます。痛みは胎児の発育に子宮の発育がついていけない為の痛みだと思います。もう少しで落ち着くと思います。

喘息と妊娠
Q:
私は18歳の時に、突然、喘息になってしまい、現在22歳ですが季節の変わり目や風邪をひくと発作がでるので、メプチンエアーを頻繁に使用しています。これは胎児に影響ありませんか?ちなみに妊娠はまだ13週目ぐらいです。
A:
喘息による低酸素状態の方が、胎児には問題です。

風邪ウイルスの影響
Q:
妊娠したようで病院に行きましたが時期が早すぎてあと3日後にもう一度検査に行きます。妊娠6〜7週だと思うのですが今風邪の症状が重いのですが胎児に影響はないのでしょうか。(3週あたりも鼻風邪をひきました)いずれも薬は飲んでいません。
A:
風邪ウイルスの胎児への影響はあまり心配しなくていいようです。体力で治してください。

妊娠中の予防接種
Q:
○月○日に最終月経がありました。まだ妊娠しているかどうか分からないのですが、インフルエンザの予防接種を受けたいと思っています。もし妊娠してしまっている場合、受けてはダメなのでしょうか?それとも妊娠している人でも、インフルエンザの予防接種は受けても良いのでしょうか?教えてください。
A:
インフルエンザの予防接種はかまいません。いつでも接種可能です。

ビタミンAの摂取について
Q:
現在妊娠3ヶ月です。つわりがひどく、栄養を少し取っておかないといけないかと思い、ビタミン類のことを某病院にて聞きました。すると、「ビタミンAは、栄養剤などでとってはいけない(禁忌です、と言われた)。食べ物でとってください。」ということでした。どうしてなんですか??また、トマトジュースなど、飲み過ぎたりしてはいけないのでしょうか?
A:
ビタミンAは、レバー類、海藻類、緑黄色野菜に多く含まれているビタミンで、不足すると夜盲症になるなどヒトにとって必要なビタミンです。ビタミンAによる奇形は過剰摂取によってもおこり得ますが、極度な不足によってもおこり得ます。ともに奇形は、顔面異常、短肢などがみられています。過剰摂取の場合は1日に25,000単位以上を薬剤として摂取したときに見られることが多いようです。また、服用時期として、妊娠4週〜12週までに服用したお薬が胎児に影響を与えることが明らかとなっています。以上のことより、薬剤や栄養食品などからビタミンAを取りすぎることを避ければ、食事の制限は不要と思われます。


出産後に発熱を持つ

レントゲンやMRIは大丈夫?
Q:
7月18日に病院に行き、第2子の妊娠が確定されました。本当ならば、とても喜ばしいことなのですが、6月12日に腰のレントゲン、6月26日に腰椎のMRIをとりました。最終月経は6月1日〜6月7日まででした。今は妊娠6〜7週ぐらいだそうです。病院でレントゲンとMRIの胎児に与える影響などを聞きましたが、先生は「妊娠初期の段階なので、大丈夫。影響があるのなら、レントゲンを受けた時点で、胎児は育たない」とおっしゃいました。でも、主人も私も不安で不安で仕方ありません。8月1日までに産むか産まないかを決めてくださいと言われました。ほかの先生のご意見も聞いて判断したいと思います。どうか、ご意見お願いいたします。
A:
受精成立後、18日以内に何らかの影響があれば、妊娠は成立しません。だから、心配いりません。

レントゲンや薬の影響
Q:
今、二人目を作ろうと試みているのですが、風邪をひき、40度の高熱が、4日続いています。まだ、今排卵したかしないか位の状態です。(一人目を生んでから生理不順で、排卵日がはっきりしません。)病院でレントゲンをとりました。受精前の精子に影響はあるんでしょうか?もし、受精していたとしたら、その場合も?。そして、高熱なので、座薬も何度か使用しました。のどの炎症を抑える薬と、抗生物質、解熱剤なども飲みました。お医者さんには、妊娠の可能性を伝えましたが、排卵日前ということもあり、あまりに初期なので、「妊娠していないと仮定して・・・」と言われました。もし、これで妊娠したとして、レントゲン、薬、高熱の影響はどうでしょうか。また、まだ熱が下がらないので、肺炎の可能性が出てき� �しまいました。妊娠してないと仮定して・・・といわれたままでは、少し怖いのですが・・・。
A:
影響があれば、妊娠は成立しません。受精成立後18日以内であれば、問題ありません。

予定日を過ぎたら?
Q:
私は今、妊娠40週と6日の妊婦です 予定日は6月6日でした。39週の健診時に「赤ちゃんがまだ下がっていないし、子宮口も硬いのでとてもお産出来る状態ではありません」と産科の先生に言われ、それから3日に一度病院に行っては子宮口を軟らかくする薬を入れていますが、相変わらず赤ちゃんは下がってきません。産科の先生には「もっと体を動かして下さい」と病院に行く度に言われますが、10ヶ月目に入る前からよく歩いたり、先生に言われてからは毎日 たくさん体を動かしていますが、赤ちゃんが下がる様子がありません。胎動も夜一番動く時間に数えていますが、10分以内に10回は感じられるし、赤ちゃんは元気だと思いますが、このまま自然にお産が始まるのを待つのでしょうか?または赤ちゃんが下がってこなくても、陣痛促進剤を使用したりするのでしょうか?それとも帝王切開になったりするのでしょうか?とても産科の先生には聞くことが出来ないので、お忙しいところ申し訳ございませんが、どうか教えて頂きたくメールしました
A:
妊娠41週6日までは、正常妊娠です。それまでは、診察の上異常なければ様子をみます。しかし、42週を過ぎると過期妊娠で、胎盤の働きが悪くなったり、羊水量が減少しますので、促進剤を使用してでも、分娩を考慮した方がよいでしょう。

レントゲン等の影響
Q:
私は今妊娠7週目に入ったばかりなのですが丁度妊娠3週目後半〜4週目の間に盲腸になってしまって手術をすることになってしまいました。その時にxレントゲンを3枚CTもとりました。もちろん術後も抗生物質の入った点滴を3日ほど投与していました。最終月経の初日は4月28日で毎月28日にきます。手術をしたのが5月26日に行ったので月経予定日2日前だったので、手術の前日に産婦人科で検査をしてもらったのですが妊娠の判断はつきませんでした。このまま生む方向にもっていってもよいのかどうかすっごく不安で仕方がありません。もし危険性が高いのであれば今回はあきらめたほうが良いのかと思っています。どうかご意見聞かせてください。
A:
心配いりません。受精成立後、18日以内に何らかの影響があれば、妊娠は成立せず、月経が開始しているはずです。

手足口病
Q:
今、妊娠18週ですが、2歳の上の子が手足口病にかかって、私にうつってしまいました。内科の先生からは、うがい薬だけ頂いたのですが、それだけで大丈夫でしょうか。手と足の裏と口の中に、湿疹ができて、歩いたり物を握ったりすると痛いです。
A:
熊本では、大変流行していますが、これは、コクサッキーウイルスによるものです。 色々と報告がありますが、結論からいうとまず、心配いりません。風邪と同じ程度に考えておいてください。治療はとくにありません。

風疹
Q:
現在妊娠12週です。本日検診の際、風疹抗体結果が8未満だった為、風疹にかからないようにと言われました。医師からのそれ以上の詳しい説明がなかった為、不安です。。。中学の時、学校で風疹ワクチンを受けたにも関わらず、抗体が付かなかったようです。現在、会社勤めをしているのですが、会社には小さな子を保育園に預けている人がたくさんおり、また近所にもたくさん幼児がいるため、風疹に感染しないかが心配で仕方ありません。空気感染しない為の予防法があったら教えてください。また、感染してしまった場合の胎児への影響の確率を、くわしく教えて下さい。よろしくお願いします。
A:
妊娠17週までにかかると、先天性風疹症候群の児が産まれる可能性があります。心疾患、聴力障害、白内障、発達障害が出ます。妊娠15週未満では、発生率は90%、17週までが24%、17週以降は0%です。ですから、妊娠17週まで注意すれば良いわけです。予防法は、特にありませんが、やはり、人ごみを避けたり、マスクをしたりでしょう。「君子危うきに近よらず」です。

風邪をひいたら?
Q:
風邪をひいたときに薬はあまり飲まないほうが良いんですか?
A:
そんなにひどくなければ飲まなくても良いけれど、我慢する必要はありません。妊婦でも飲める薬はありますので、長引くようなら飲んでください。妊娠中と言うことを告げれば内科で処方してもらってかまいません。

温泉
Q:
温泉に入ってもいいですか?
A:
妊娠経過に異常がなく体調が良ければ温泉も大丈夫です。しかし、高温での入浴、長湯は避けましょう。また、転倒しないように注意しましょう。

パーマ
Q:
パーマ、ヘアカラー、脱毛クリームの使用はだめですか?
A:
妊娠中のパーマ、ヘアカラー、脱毛クリームなどは、時期を問わず、いつでもされてかまいません。ただ、妊娠中は肌のトラブルも多いので、かぶれたりすることがあります。

お酒
Q:
お酒はまったくダメですか?
A:
アルコールは胎盤を通して直接赤ちゃんへ移行しますので、お酒は慎むのが原則です。しかし、ストレスがたまってはかえって逆効果になりますので週に1回程度でビール250mlくらいまでなら問題ないでしょう。

タバコ
Q:
妊婦がタバコを吸うとどうなるんですか?
A:
喫煙は血管を収縮させて、胎盤から血液を充分に送ることができなくなる為、赤ちゃんが低出生体重児になる危険が 高くなります。また、早産にもなりやすいです。

つわり
Q:
つわりで何も食べられません。 赤ちゃんは大丈夫ですか?
A:
妊娠初期の赤ちゃんはまだ小さく、必要な栄養量もごく少量です。それは、お母さんが今までたくわえたものから吸収していくので、心配はいりません。

貧血
Q:
貧血が赤ちゃんに与える影響を教えてください。
A:
貧血が進んで、鉄分が不足すれば、赤ちゃんの発育が遅れて低出生体重児になる恐れがあります。また、妊婦さん自身にも立ちくらみ、めまいなどが起こるほか、出産時に、出血が増えたり、産後の母体の回復も遅れます。医師の指示に従いしっかり治しましょう。

出血
Q:
少量の出血があった場合、すぐに治まって、お腹の痛みがなければ病院に行かなくても良いですか?
A:
出血の量が少なければ心配が無いと言うわけではありません。出血が少なくてもお腹の中で大出血を起こしている場合もあるからです。出血があるのは、何かしらトラブルが起きている証拠ですので、すぐに診察を受けましょう。


胎嚢の大きさ
Q:
28歳妊娠5週目です。4月6日に最終月経が6日間ほどあり、基礎体温から排卵日は4月22日頃と思われます。5月12日に病院でエコー検査をした所、胎嚢が確認されたのですが3.4mmと小さいようです。去年の9月に、激しい腰痛と出血により「進行性流産」と診断され処置をしました。その時も妊娠5週で 3.7mmでした。今現在、つわり、胸のはりがあり、基礎体温の37度前後で妊娠は継続されていると思われますが、また流産するのではと不安でなりません。妊娠5週でこのように胎嚢が小さくても、心配ないのでしょうか?
A:
胎嚢の大きさには、誤差がかなりあります。心配でしょうが、様子をみて下さい。

自転車に乗っては本当にいけないの?
Q:
自転車に乗っては本当にいけないの?
A:
自転車は振動がお腹に伝わりやすく、また、ペダルを踏む時に腹圧がかかってお腹に負担がかかります。お腹が大きくなると安定感がなく、転倒しやすくなります。思わぬ事故やトラブルを起こして、あとで、後悔しないように、やめておいたほうがいいでしょう。

車の運転いつまで大丈夫?
Q:
車の運転いつまで大丈夫?
A:
妊娠したら、基本的に車の運転はやめたいものです。でも、交通の便などの事情で、どうしてもと言う人は、9ヶ月までなら良いと思います。

妊娠中の点眼
Q:
今、10週目に入ったところですが、花粉症、鼻炎がひどく点鼻薬、目薬を使用しています。本などで見ると、問題はないということですが、妊娠初期に何度も使用しても大丈夫なのでしょうか?
A:
まず、心配いりません。

流産について
Q:
5月6日、医者に行き妊娠6週間ということがわかりましたが、出血があり、流産のおそれがあるということを言われました。安静にしていますが、どの位の割合で流産してしまうのか教えてください。また、自宅安静と言われましたが、近くに身寄りもなく、夫も仕事で丸一日家をあけることが多いのですが、このような場合、入院したほうが良いのでしょうか。
A:
自然流産率は、約15%です。そのうち、ほとんどが、胎児性因子で異常がある為に流産します。母体側因子を取り除く為に安静は必要でしょう。入院が必要かどうかは、診察しないと判断しかねます。ただ、入院すれば、充分な安静がとれるのは確実です。

妊娠中の虫歯の治療は?
Q:
妊娠中の虫歯治療について、胎児への影響を教えてください。
A:
妊娠12週を過ぎれば、催奇形性の問題がなくなりますので、レントゲンや麻酔、抜歯も可能です。抗生剤は、ペニシリン系やセフェム系、鎮痛剤はアセトアミノフェン等が安全です。

くすりの服用について
Q:
妊娠しているとは知らずに薬を服用してしまいました。最終生理の初日は3月17日です。4/4〜4/19迄扁桃腺が腫れたので、ミノマイシン C100mg、ボルタレンSR37.5mg、ムコスタ錠100mg、集削除リンデロン0.5mgを服用しました。4/17〜4/19は5週目に入ってるので、かなり胎児に影響があるのではないかと心配しています。このまま10ッカ月間不安のまま出産したくありません。リスクが大きい出産なら、今やむを得ず中絶したほうがいいのではないかと考えています。もちろん100%安全な出産なんかないことはわかってますが、兄の子供が障害があるので、どんなに障害児を育てていく事が大変か身にしみてわかっているので、尚更切実に先の事を考えてしまいます。こういうケースで中絶する方は多いのでしょうか?
A:
妊娠には、「ALL or NONE 」の法則があって、妊娠成立後18日以前に投与された薬剤の影響があれば、妊娠は成立しません。貴方の場合、14日目に排卵したとして、まず、心配ないと思います。

逆子
Q:
妊娠後期ですが、逆子が直りません。対処法とかありませんか?
A:
一般的には、自然に赤ちゃんが頭を下にした状態を逆子といいます。逆子でも、普通の出産はできますが、場合により帝王切開を行ったり、途中から切替える場合もあります。妊婦健診の時に、必要であれば医師から体操について説明があります。体操は、お腹が張るときや、体調の悪いときは避けましょう。

妊娠中毒症
Q:
妊娠中毒症が心配です。どんな症状があるのでしょうか?
A:
妊娠中毒症の3大症状は、むくみ・高血圧・タンパク尿。どれか、ひとつでもあれば、疑いがあります。早期発見の決め手は、定期検診をきちんと受けて、むくみ・血圧・タンパク尿・尿糖チェックをすることです。最近では、カルシウムを十分摂取することが予防になることがわかってきました。

妊娠線
Q:
妊娠線が心配なのですが?
A:
おなかが大きくなると、皮膚が急激にのばされ、皮下組織はそのスピードについていけません。その結果、断裂を起こしてできるのが、妊娠線です。妊婦さんの7〜8割にできますが個人差もあります。一度できた妊娠線は半永久的に残ってしまいます。できないようにするには、太りすぎないことがいちばんで、バランスの取れた低カロリー低塩分の食事を心がけましょう。又、妊婦体操やマタニティスイミングも予防に役立ちます。

こむらがえり
Q:
こむらがえりが頻繁におきるんですが?対処法とかありますか?妊娠6ヶ月
A:
妊婦さんの半数がこむらがえりを経験します。特に、妊娠中期から臨月にかけてそれも寝ている時に起こりやすく足のうらやふくらはぎの筋肉が突然つってケイレン性収縮を起こし激痛が走ります。原因は、妊娠で増えた体重を支えたり、大きくなったおなかのバランスをとろうとして足の筋肉に負担がかかり血液循環は悪くなる為と考えられています。カルシウム不足も考えられる為、よく摂取しましょう。予防法としては、おふろで足をマッサージしたり、足を高くして寝ると効果があります。また、漢方薬(芍薬甘草湯)で、効果のある時もあります。

胎動
Q:
胎動が無い時があるのですが?
A:
妊娠20週になると、ほとんどの妊婦さんが胎動を感じるようになります。しかし、胎動は個人差があるものなので動き方や位置がおかしいのではと神経質になることは、ありません。問題は、全く動かなくなった時ですが、お母さんが動いたりしていると気づかない事あります。毎日一定の条件下で意識的に胎動を感じる機会をつくってはいかがでしょうか。また、心配な場合は病院へ連絡してください。

風疹
Q:
風疹の抗体についての判断は?
A:
1963年以降に生まれなら予防接種を受けているのでまず心配はありません。しかし、まれに免疫が出来ていない事があります。もしH1抗体の抗体価が8倍未満だったら、抗体がなく今後風疹にかかる恐れがあります。又、抗体が、256倍以上の場合は、最近感染したと考えられます。この場合は、IgM抗体を調べます。

くすりの服用
Q:
妊娠中の薬の服用の仕方と注意点を教えて下さい。
A:
赤ちゃんの各器官は、ほぼ妊娠3ヶ月までに出来上がりますがこの期間は、やむをえないとき以外薬は使わない事です。妊娠に気づかずに薬を飲んで後から不安になることもあります。妊娠を望んでいるなら、特に月経周期の後半は、妊娠している可能性もあるわけですから、不用意に薬に手を伸ばさない事です。既に飲んでしまった薬が心配というなら、どんな薬をいつ、どのくらい飲んだかを医師に相談して下さい。又、市販品をやめ、医師に処方してもらうと安心です。

ペット
Q:
ペットのトキソプラズマってなんですか?
A:
トキソプラズマは、原虫の一種で、動物(特にペット)や生肉を介して感染します。妊婦さんが感染すると、流産・早産を起こしたり、水頭症の赤ちゃんが生まれる恐れがあると言われ必ず検査していました。しかし、最近は、両者の因果関係はあまりないと言われ、この検査自体実施しない病院も増えています。

たばこ
Q:
妊娠中のタバコと飲酒の影響は?
A:
妊娠中にタバコを吸っていると、低出生体重児の生まれる率が高くなり早産しやすいと言うデータがあります。又、一日何本なら大丈夫と言う目安もありませんから、まず、禁煙をするのが第一なのです。アルコールは、発育障害・知能障害・奇形などの原因になりますが、これは、大量に飲んだ場合の事。ごく少量なら問題は、ありません。しかし、原則として妊娠中は、控えたほうがいいでしょう。


切迫流産
Q:
切迫流産の時の判断?
A:
切迫流産とは、まさに流産にかかっている状態の事で、出血と下腹部の痛みが主な症状です。まず、胎児の状態を検査し正常かを確認します。次に、とにかく安静を保つ事。安静の程度は症状により異なりますので、医師の指示に従って下さい。入院期間は、ほとんどの場合、1週間から10日程度です。

つわりの期間
Q:
つわりの期間や程度・食事の取り方などを教えて下さい。
A:
妊婦さんの約80%が経験するつわりの時期や程度は、個人差が大きいものです。ほとんどの場合は、妊娠12週以後に自然に直りますが、ときに、出産までつわりのような状態が続く人もいます。食べ物は、食べたい時に食べたいだけ食べればよいでしょう。



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