2012年5月10日木曜日

外務省: 世界の医療事情 エチオピア


2012年3月

1.国名

 エチオピア連邦民主共和国(アディスアベバ)(国際電話国番号251)

2.公館の住所・電話番号

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

 エチオピアは北緯3度から15度、東経33度から48度に位置します。北はエリトリア、東はジブチ、ソマリア、南はケニア、西はスーダンに囲まれた内陸国です。総面積は日本の国土面積の約3倍です。気候は小雨季(2月~5月)、大雨季(6月~9月)、乾季に分かれます。首都のアディスアベバは年間を通し15~25℃前後ですが大雨季はとても寒くなります。南西部やソマリ州では40℃近くになります。

 衛生水準は低くインフラ整備が不十分なため、感染性腸炎、消化管寄生虫症等が常在しています。生水、生野菜、生肉などを摂取すれば、下痢や嘔吐が起こるとお考え下さい。HIV/AIDS、結核、破傷風、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、コレラ、腸チフスなど多彩な風土病や伝染病、ダニ・ノミ咬症等が常在します。

 国土の75%はマラリア危険地域です。池や湖の中には寄生虫もいますので生水は絶対に飲まない、手足を入れない、泳がない等の注意を守ってください。

 数年毎に流行性髄膜炎の流行もありますので、エチオピアへ入国前には、あらかじめ危険情報や医療情報を入手し、日頃からの十分な注意が求められます。

 アディスアベバは高地(2,400メートル)で酸素が薄く高山病症状や、盆地のため排気ガスで空気がとても汚く呼吸器疾患にかかる場合もあります。

 エチオピアには優秀な医師も居て医療サービスが整備されつつありますが、医師数が人口8210万人に対し全国で約2,000人(2009年)と絶対的な不足、設備不足がみられます。公立病院は衛生環境も劣悪で邦人の入院治療には適しません。比較的清潔な私立病院でも輸血や手術などは各種の感染症の危険があると思われます。エチオピア人の平均寿命は55才で、死因の7割は肺炎、マラリア、栄養失調、下痢、AIDSなどです。医薬品は医薬分業ですが、入手できる医薬品は限られています。


嚢胞性結節性にきびの写真

5.かかり易い病気・怪我

(1)感染性腸炎(≒)食中毒 Acute Enterocolitis

原因
細菌などに汚染された食べ物や水から経口的に感染します。
診断
食品と摂食から発症までの時間的関連性が重要です。確定診断は便培養での病原体検出、血液や生検材料からの病原菌遺伝子検出ですが、当地ではほとんどがそこまでの検査はせず、便を顕微鏡で観察する程度です。
食品と発症までの時間的関連性
食品 原因菌 発症時間
魚介類 腸炎ビブリオ 24時間以内
鶏肉 カンピロバクター腸炎 2-11日
鶏卵 サルモネラ 24時間以内に発症
馬肉、牛レバー カンピロバクター腸炎  
牛肉 病原性大腸菌感染症(腸管出血性大腸菌感染症)、サルモネラ  
自然水や井戸水 エルシニア
赤痢
1-5日
生野菜など 病原性大腸感染症 2-11日で発症
予防
手洗いの励行・特に調理者の手洗いが重要です。必ず加熱し、調理後時間が経ったものは食べないで下さい。エチオピア人は生の肉や内臓を食べる習慣があり、生肉を食べてお腹を壊す人が多いので注意して下さい。
生卵もサルモネラ感染の危険がありますので食べない方が無難です。
エチオピア人の肉食習慣
食習慣
○有り×無し
牛肉
Beef
山羊肉
Goat
羊肉
Sheep

Pork

Fish
鶏肉
Chicken
鶏卵
Egg
生のまま食べる × × × ×
加熱して食べる
"Ktfoクトフォー":牛や山羊の生肉で結婚式や接客の際は最高のご馳走となります。
飲み水には、生水は避け、ミネラルウォーターや水道水を日本製のフィルターに通して使用して下さい。飲食店のコップや食器についた水や氷なども危険です。飲み物は氷抜きで注文して下さい。住宅に断水対策のための水タンクを備えている場合には、定期的にタンクの中を清掃して下さい。
治療
1日5回以下の下痢で、発熱などの全身症状を伴わない場合は整腸剤の内服、脱水症状はスポーツ飲料などで軽快することもあります。下痢は悪い ものを排出するという生体の防御反応でもありますから、むやみに下痢止めを多用することは勧められません。1日6回以上の下痢で、38℃以上の発熱、しぶり腹、血便を伴う場合は抗菌剤の内服が必要となります。下痢による脱水症状では水分と電解質の補給が重要で、場合によっては点滴も必要ですので医療機関での診察を必ず受けてください。経口補水液や粉末のスポーツ飲料などを日本などから持参することをお勧めします。
"AWD"急性水様性下痢症(Acute Watery Diarrhea、 一般的にはcholera):水の様な下痢が頻回に起こり、強い脱水症状をきたします。治療しない場合は死亡することもあります。エチオピアではコレラと確定せずに"AWD"として毎年雨季に流行します。

(2)消化管寄生虫症 (Intestinal Parasitosis):

 アメーバ赤痢(Amoebic Dysentery)とランブル鞭毛虫症(ジアルジア,Giardiasis)は当地では珍しくない疾患です。


頭痛のために急いでプラス
原因
アメーバ赤痢Entamoeba histolytica、ランブル鞭毛虫症ではGiardia lambuliaという原虫が、経口的に摂取されることによって感染します。
潜伏期
数日~数ヶ月と感染性腸炎よりも長いことがあり、当地を離れてから、発症する場合もあります。
症状
下痢、腹部不快感などの消化器症状です。アメーバ赤痢ではイチゴゼリー様の粘血便など激しい症状がみられることもありますが、慢性に経過することもあり、下痢が続く場合は医療機関を受診し検査を受けて下さい。
診断
検便で診断がつきますが、新鮮な便を検査してもらうことが必要です。
予防
手洗い、加熱したものを食べることなど、感染性腸炎と同じです。
治療
原虫ですので通常の抗生剤の効果はなく、metronidazoleの7~10日の内服が必要です。この薬で治療している間は飲酒してはいけません。

(3)無鈎条虫症 (Taeniasis saginata):

 一般に"サナダ虫"とも言います。

原因
幼虫が感染している生肉を食べると腸管に感染します。
症状
あまり強くなく、虫は腸管の中で徐々に成長し数メートル以上の長さになることもあります。便の中に「ユラユラ動く」体節が排出したら、間違いなく感染しています。病院を受診し駆虫してもらうことが必要です。
予防
生肉を食べないことしかありません。
エチオピアでは生肉を食べます。幼虫は目に見えますので、エチオピア人は「よく見てから食べると大丈夫だ」と言いますがそうではありません。

(4)住血吸虫症 (Schistosomiasis):

 エチオピアの湖沼や河には淡水産の貝に寄生する住血吸虫がいます。貝から出てきた感染型幼虫が、水辺などでヒトの皮膚へ侵入し感染します。

症状
住血吸虫の種類により、発熱、激しい下痢、血尿などの症状がでます。治療 放置すると肝硬変になることがあり、早期に治療する必要があります。
予防
流行地でむやみに湖沼や河に手足を入れないことです。

(5)マラリア (Malaria):

 アディスアベバでは標高が高いためマラリアに感染する危険性は少ないですが、国土の75%が汚染地域で標高2,000メートル以下では常に感染の危険があります。熱帯熱マラリア(Plasmodium farciparum)85%、三日熱マラリア(Plasmodium vivax)10-15%でクロロキン耐性マラリアがほとんどです。

時期
雨期が終わる9~10月頃に蚊が多くなり流行しますが、低地では年間を通じて感染の可能性があると考えて常に気をつけて下さい。
症状
初期は発熱、倦怠感、消化器症状ですが、熱帯熱マラリアでは脳症、肺水腫、急性腎不全、出血傾向、肝障害などの合併症が起き早期に治療開始しなかった場合は死亡する例が多いです。
予防
予防ワクチンはなく長袖長ズボン、虫除け・殺虫剤・蚊取り線香・蚊帳の使用、蚊が活動する夕方以降は出歩かないなどの防蚊対策が重要です。
治療
感染した場合には早期に開始する必要があります。流行地から戻って発熱した場合には必ず医療機関で検査してもらいましょう。さらに、南部州など高度流行地域であるにもかかわらず適切な医療機関の無い地域に7日間以上の滞在する方は、抗マラリア薬の予防内服、または、治療薬を持参してマラリアを疑う症状があれば服用する待機治療などの対策が必要です。全ての抗マラリア薬には多少の副作用があります。エチオピアに来られる前に日本またはヨーロッパ等で専門医に相談した上で、薬を処方してもらい、用法・容量について十分に説明を受け、注意をして服用することが重要です。日本に帰国後発病した場合は、日本の医師がマラリアに不慣れなため手遅れになる可能性があります。帰国後に日本の医療機関を受診する場� ��は、必ず医師に「マラリアの流行地に行った」ことを伝えてください。

(6)流行性髄膜炎( Meningococcal infection):

原因
髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)が鼻や咽喉を介して感染します。
症状
初期には風邪のような症状ですが、その後激しい頭痛、頸部硬直、けいれん、意識障害などの髄膜炎症状がみられるようになります。
治療
抗生物質が効きますが、進行が早いので、風邪だと思って放置していると手遅れになる可能性があります。
予防
予防ワクチンがあります。医療機関でご相談ください。

"髄膜炎ベルト(meningitis belt)"エチオピアからセネガルに至る赤道アフリカ地域は髄膜炎ベルトと呼ばれ、この地域では数年毎に流行します。

(7)高山病 (Mountain sickness):

 首都アディスアベバ(標高2,400メートル)や標高の高い地域で起こります。


卵巣嚢腫は、痛みの血の塊を破裂
症状
低酸素、低気圧のため、頭痛、息切れ、めまい、動悸、不眠、食欲不振、吐き気等に悩まされる事があります。ほとんどの人に軽度の症状がでます。
予防
多くの場合、慣れると軽快します。それまでは無理をせず休息をとり過激な運動はさけてください。水分を十分に摂ることは重要ですが、アルコール、炭酸飲料は慣れるまでは避けて下さい。呼吸困難、激しい咳・痰、頻脈などの症状がある場合には、早急に医師の診察を受けて下さい。

"鼻血、頭痛"血圧が高くなる人もいます。高血圧症の方は要注意です。

(8)ダニ・ノミ・シラミ咬症( Scabies、flea infection、Pediculosis):

 一見、綺麗なところでも刺されることがあります。

予防
噴霧式や燻煙式の殺虫財での除虫です。エチオピアの住宅は風通しが良く、殺虫剤の効果が長続きしないので頻回に行って下さい。洗濯物は下着にもアイロンをかけ、寝具や家具を定期的に日光に当てるなど対策が必要です。
治療
刺されて痒い場合には、応急処置としてリンデロンVGなどのステロイド軟膏が効きます。刺されやすい人は、医師に相談して持参するのが良いでしょう。人によっては刺された痕が残ったりします。またダニやシラミは回帰熱、発疹チフスなどのリケッチア感染症を媒介します。

"痒い"人によって当地の虫刺されは「世界一痒い、死ぬ程痒い」そうです。

(9)HIV/AIDS:

 当地でも対策が整えられつつあります。感染率はUSAIDの報告では2.1%(2007年)ですが、実際の感染者数や孤児数などはもう少し多いと思われます。

USAID:

症状
HIV/AIDSは感染してから症状が現れるまで数年から十数年かかります。発症した感染者は病院に集中しています。当地の病院での医療行為でHIV/AIDSに感染してしまう危険性もゼロではありません。できるだけ病院にかからないように、日頃から健康や事故に注意する必要があります。

"命がけ" Commercial sex workerの感染率はより高いと推定されます。倫理の問題は別にして、不特定多数の相手との性交渉は将に命がけの注意がいると考えて下さい。

(10)交通事故:

 交通ルールは無茶苦茶で、道路に人や動物が寝ていたり、道路の整備不良が多く、交通事故が多発しています。さらに地方ではスピードを出す車が多く、馬車やロバ車、家畜(牛、山羊、ロバ)等も横断するため特に注意が必要です。

 前座席のシートベルト着用は義務付けられていますが(未着用は罰金があります)、後部座席でも必ずシートベルトを装着して下さい。

(11)その他:

 デング熱、フィラリア症、リーシュマニア症などもあります。

6.健康上心がける事

(1)急変する気候:

 2月~5月の小雨季、6月~9月の大雨季には雨や雹、落雷などもあり気温の寒暖差が大きくなります。咽頭炎なども出やすくなります。

 年間を通してとても乾燥しているので十分な水分の補給や紫外線対策も必要です。

(2)健康管理:

 当地では成人病や癌などの検査が困難です。年一回は、必ず日本での総合健康診断や人間ドックを受ける事をお勧めします。運動不足にも注意が必要です。

(3)医薬品の入手:

 入手できる医薬品は限られています。インド製、中国製、UAE(アラブ首長国連邦)製が多く、ほとんどがgeneric薬品です。薬の品質や輸送、保管状態も良いとはいえません。マラリア汚染地域に行かれる方には抗マラリア薬が必要ですが、首都に滞在される方も、抗生物質(セフェム系、ニューキノロン系など)、風邪薬、うがい薬、点眼薬、小児の熱発時の坐薬、整腸剤、ステロイド軟膏などを、日本の医療機関で相談の上、出来るだけ持参された方がいいでしょう。ただし抗生物質などは自己判断での使用は危険です。医師から十分な説明を受ける必要があります。

(4)メンタルヘルス:

 他のアフリカ諸国と比べると、一見、治安や気候は良いのですが、モノが手に入りにくい、食べ物が口に合わない、停電・断水などが多い、娯楽が少ないなど、日常生活全般には辛いものがあります。エチオピア人は信仰心が厚く勤勉で真面目な人が多いのですが、時に頑固で衝突することもあります。狭い日本人社会の中での人間関係も負担となる場合があります。

 ストレスを溜めないためには、家族や友人などと何でも話し合える良好な関係を築くことが大切です。長期間滞在される方は、定期的に休暇を取り、精神的にリフレッシュできるよう意識的に心掛けて下さい。

(5)妊娠出産:

 異常分娩への対応が十分とはいえませんので、日本での出産をお勧めします。

7.予防接種(現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF))

(1)赴任や旅行に当たっては、以下のような予防接種が必要です。


赴任者等に必要な予防接種
黄熱:必須:WHOイエロ-カード要
破傷風:強くお勧め
流行性髄膜炎:お勧め
A型肝炎:強くお勧め 3回接種必要
狂犬病:お勧め
腸チフス:お勧め
B型肝炎:強くお勧め 3回接種必要

 当地では停電が頻回にあり、ワクチンの低温輸送路、保管に問題があるように思われます。ヨーロッパ製の良い品質のものは高額です。日本で予防接種を済ませてからエチオピアに来られることをお勧めいたします。

黄熱
WHOの「International travel and health」では、感染地域からエチオピアに入国する1歳以上の旅行者に黄熱予防接種証明書(イエローカード)が必要となっています。実際にBole空港でイエローカードの提示を求められることはありませんが、エチオピアから他の国に行く場合や日本へ帰る場合の経由地で求められることがあります。当地でも接種可能ですが他の予防接種と同様、日本で受けて来られることをお勧めいたします。
乳幼児
3種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風)、ポリオ、BCG、MR(麻疹、風疹)など定期予防接種はもちろんのこと、そのほかの水痘、流行性耳下腺炎、狂犬病、A型B型肝炎、肺炎球菌などの一通りの予防接種種を医師と相談し出来るだけ日本で接種後に連れて来られる方が安全です。

(2)小児定期予防接種:

当国の小児定期予防接種スケジュール
    初回 2回目 3回目 4回目~
BCG   出生時      
DTwPHibHepB ジフテリア
破傷風トキソイド
インフルエンザb菌
B型肝炎
6週 10週 14週  
Measles 麻疹 9ヶ月      
OPV 経口ポリオ 6週 10週 14週  
TT 破傷風トキソイド 妊娠中 1ヶ月 6ヶ月 1、2、3年後

(3)現地公立校に入学・入園する際に予防接種証明の提出は求められていませんが、当地のインターナショナルの私立学校に入学する際には求められます。

8.乳児健診

 当国には同制度はありません。

9.病気になった場合(医療機関等)

 当地には日本人が安心して利用できる医療機関や先進国と同様の医療は期待できません。以下に示す医療機関(すべて私立)は当地では最高水準の医療機関で比較的清潔です。外国人医師や専門医もいて、邦人も入院可能です。

 初診料(受付時)は100~150ブル、検査はそれぞれ前払い制で20~200ブル、CTなどは2,000ブル。入院費は1泊200~1,000ブル、入院時に2,000ブル程度のdepositが必要です。(2010年8月 1ブル=約7円)

 重症の場合は、国外への緊急移送を常に考慮する必要があります。その場合、高額の移送費用が必要ですので海外旅行傷害保険の加入を強くお勧めします。

 アディスアベバ以外の地方都市では、さらに医療事情は悪く、体調を崩した時には、早急に首都に戻ることをお勧めします。

◎アディスアベバ市

(1)Hayat Hospital(ハイヤット ホスピタル)

所在地:市内Bole区、リングロード沿い、トヨタ正規代理店「MOENCO社」南隣。

電話:(011)661-4250

概要:総合病院。歯科あり。検査室、CT、手術室あり。

救急は24時間対応。救急車あり。

(2)Myungsung Christian Medical Center(MCMまたはコリアンホスピタル) 

所在地:リングロード沿い、インペリアホテル近く。

電話:(011)629-5421(24時間対応)、(011)629 2963、

概要:韓国のミッション系の総合病院。歯科もあり。検査室、CT、手術室、ICU、NICU、VIPループなど設備が整っている。Trauma Unitあり。脳外科、形成外科の手術可能。院長はノルーウェー人医師。韓国人医療スタッフ常勤。

救急は24時間対応。いつも混雑しており外国人専用外来を作る予定あり。

(3)Kadisco General Hospital (カディスコ ホスピタル)

所在地:インペリアルホテルからMCMの通りを進む。

電話:(011)629-8904

概要:総合病院 検査室、手術室あり。産婦人科・小児科、マタニティースクールあり。救急は24時間対応。皮膚科。

(4)St.Gabriel General Hospital(セント ガブリエル ホスピタル)

所在地:市内Bole区、Traffic office、アウラエルホテル付近

電話:(011)661-3622

概要:総合病院。検査室、CT、手術室、VIP特別室あり。

人工透析、尿路結石破砕治療可能。救急は24時間対応。


(5)Addis Cardiac Hospital(アッディス カルディアック ホスピタル)

所在地:リングロード沿い、日本大使館公邸通り。

概要:循環器専門病院。検査室、血管造影室あり。心カテーテル検査・治療などスウェーデン方式の循環器内科治療が可能。治療費は高額。

電話:(011)618-0709

救急は24時間対応

(6)Klinken Swedish Clinic(スウェデッシュ クリニック)

所在地:オールドエアポート、市内西部Lideta区、ガーナ大使館付近。

電話:(011)371-0768 

概要:スウェーデン大使館のクリニック。すべてヨーロッパ製の医薬品。

予防接種可能。産婦人科あり。

受診時には要電話連絡。治療費は高額。

(7)Ethio-Swe Dental Clinic

所在地:市内Bole区、ボレロード沿い、Novisスーパーマーケットのビル3F。

電話:(011)661-4932

概要:Dr.Tadesse Melaku、要予約。

(8)TALUDENT Special Dental Clinic

所在地:イギリス大使館近く。

電話:(011)661-4867、0911-233-002

概要:Dr.Woo、中国人、要予約。

10.その他の詳細情報入手先

在エチオピア日本国大使館 

WHO世界保健機構 

厚生労働省検疫所 感染症情報

国立感染症研究所 感染症情報センタ- 

エチオピア保健省 

11.現地語一口メモ

 エチオピアの公用語はアムハラ語です。独特の文字があります。地方ではオロモ語、ティグリニア語など独自の民族語を話す部族がいます。医療機関では、ほとんどの医師は英語を話せますが、一般の人は英語が通じないことが多く、緊急の場合に備え簡単なアムハラ語は知っておいた方がいいでしょう。

「医師」 ハキム

「薬」 メダハニトゥ

「注射」 マルフェ

「病院へ連れて行って欲しい」 ハキム ベートゥ ウォサデニ

「救急車を呼んでください」 ウバックォ アムビュランスヌン タラ

「気分が悪いです」 トゥル アイサッマンニム

「・・・が痛い。」 ・・・アンモンニャル

「頭が痛い。」 ラセ アンモンニャル

「胸が痛い。」 ダラテ アンモンニャル

「腹が痛い。」 ホゥデ アンモンニャル

「熱があります」 トゥックサート アッレニ

「風邪をひきました」 グンファン イゾンニャル

「咳がでます」 ヤッスレンニャル

「下痢をしています」 タカマトゥ イゾンニャル

「吐気があります」 ヤコレ シャッレ シャル

「けがをしました」 コスル アッレニ

「新しい針ですか?」 アッディス マルフェ ノウ?

「輸血はしないでください」 ダムヌン アットゥサヌン

「英語を話せる人はいますか?」イングリゼンニャ ミチル ソウ アッレ?



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