血めぐり研究会公式サイト:気になる症状|ストレス|ストレスによる胃痛とおさらばできる!?
ストレス
ストレスによる胃痛とおさらばできる!?
ストレスに弱いといわれる現代人。血めぐり研究会の代表を務める川嶋朗先生に、ストレスとうまくつき合うためにはどうしたらいいのか、その対処方法についてお答えいただきます!
ストレスがたまるとすぐに胃が痛くなります。血めぐりとストレスは関係していると感じますが、今の世の中でストレスが全くない生活はありえないと思います。ストレスがたまっても、胃が痛くならない方法があれば教えてください。(30代前半女性)
「ストレスを なくせと医者が 無理を言い」という川柳を聞いたことがあります。もし、お医者さんから「ストレスをなくしなさい」と言われたら「どうやって?」と聞き返してみましょう。多分、どんなお医者さんでも答えられないのではないでしょうか。
さて、ストレスがかかると胃の血流が減るため、胃痛を起こします。さらに胃酸が大量に分泌されると、胃潰瘍や胃炎になってしまいます。
最近の研究では、潰瘍の底にはびっしりと「顆粒球」が付着していることがわかりました。顆粒球とは、白血球の中に含まれるもので、ストレスで優位になった交感神経の末端から出るノルアドレナリンという物質の受容体を主に持ちます。つまり、ストレスで増える白血球なのです。
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もちろん、顆粒球は大切な白血球なのですが、壊れるときに活性酸素を放出するという性質があります。活性酸素が過剰になると、身体の組織を破壊し、様々な病気を引き起こす要因ともなります。胃痛を防ぐには顆粒球を増やさないようにする。
すなわち、副交感神経を優位にすればいいのです。
対処方法としては、胃が痛いときにはまず温かいものを飲む。
胃酸過多の状態を中和させるために、アルカリ性のものをおすすめします。温めたアルカリイオン水やホットミルクなどがいいでしょう。
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胃酸は、食べ物を溶かすのはもちろん、バクテリアを殺してしまうくらい攻撃性が強いのですが、身体に欠かすことのできないもの。胃酸の攻撃因子と、それに対する防御因子(粘膜、粘液など)のバランスがとれているときはいいのですが、それがストレスなどで崩れると胃酸過多になります。それで痛みが生じたり、胃の粘膜が壊れたりするのです。だからといって、薬で胃酸を抑え続けると、消化吸収や生体防御という点では好ましくありません。
胃の痛みを防ぐには、ストレスを感じたときにできるリラックス方法を見つけておくこと。ストレスをなくすことは不可能ですが、それを軽減する方法は自分なりに見つけられるはず。
自分がホッとできること…たとえば、温かい飲み物、香り、音楽。子どもやペットの写真を見ると和むという人もいるでしょう。
また、胃痛というより、胃に重みやもたれを感じるときもあります。
それは身体が冷えて血めぐりが悪くなることで、胃の働きが鈍っていることが原因です。
このようなときは、血流が減っているので、胃の部分に温熱シートを貼ってみましょう。温めると、血めぐりが良くなり、胃の粘膜を守る粘液も産生されます。
ストレスは、生きている以上、ずっとついてまわるもの。それをなくすことを考えるのではなく、上手に付き合っていく方法を探っていきましょう。そして、気持ちという「心」のケアだけでなく、血めぐりをよくして「身」も大切にしていきましょう。
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